あれから10年

時事

毎度お世話になっております。エテルナ京都店スタッフ尾股です。
3月11日は、2011年に東日本大震災が起こった日です。尾股は当時大学生、ボランティアで仮設住宅やゼミの活動で関わる地域へ赴いてました。メディアではセンセーショナルな被害や絆、支援の輪、寄付等々がピックアップされており、勿論、関西における阪神淡路大震災の様に風化させる訳にはいきませんので、非常に重要なことではあります。そして、あまり取り上げられていない裏の部分が「地域コミュニティの損壊」です。
地域に於ける「生業」というものは生活の糧という面が大いにありますが、その側面でイベント性であったり、コミュニケーションツール、所謂地域の歴史や物語だったりします。
例をあげますと、甚大な被害を受けました陸前高田や大船渡には気仙茶というお茶があります。このお茶は機械製茶できる北限のお茶(纏まった量の生産がある茶産地として最北)として知られています。このお茶は勿論販売用としても生産されますが、自家消費用として多くの農家で栽培されています。このお茶を皆で集まり、手摘みをし、皆で味わう、そうした代々続く歴史や物語が震災によって途絶えようとしていました。被災で家族を失う、生き残ったが茶木が津波の塩水による被害を被る、放射能による汚染問題、様々な要因が関与しておりました。
震災以降、残された方々やボランティアの方々による剪定作業や広報活動等のご尽力、醸成され始めた寄付文化、行政の後押し等もあり、何とか今日まで持ち堪え、歴史や物語が紡がれ続けております。一度は途絶えかけた地域コミュニティが再び息を吹き返しました。
復興も進み、先述のお茶だけでなく漁業等も三陸応援キャンペーンに見られるように復活しております。そしてそれに伴い地域コミュニティ、地域の歴史、地域の物語、の復興も進み始めております。こうしたご時世ではありますが手助けできる方は行って頂き、そうでない方もどうぞ少しでも思いを馳せてみて下さい。

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